今年の初めから十数年ぶりに編み物熱が高まってきた私、
ネットや手芸屋さんでかわいい毛糸をいくつか買って、
この冬もちょこちょこと編んで楽しんでいたのです。
でも…たしか在庫の毛糸があったはず。
2階の廊下の押入れの一番奥から布団圧縮袋に入れて保存していた
毛糸のかたまりを引っ張り出しました。
少なくとも10年は開封していない袋を開けると、
久々の空気を含んでふわ~~っと膨らむ毛糸たち。
出してみたら、大変なことに。
使いかけ、あるいは使っていない毛糸がこんなにありました。
予想以上です。
とりあえず、種類別に分類していくと、
編みかけのものもいくつか出てきました。
これははっきり覚えています。
中学2年のときに編んでいた手袋です。
紺から白への段染めのグラデーションが気に入って編み始めたものの、
段染めのピッチが長すぎて、小さい手袋にすると縞々になってしまったのです。
もっとまだらになってほしかったのに…。
で、片っぽだけ、それももうひと息のところで編みかけのまま(指先をはいでいない)。
これは覚えていません。
小さい靴下のようです。
色合いからすると、クリスマス用の靴下か?
大きさからすると、妹用に編んでいたものか?
いずれにせよ、かかとを編んで、甲の途中までの編みかけです。
もうひとつ靴下が出てきました。
これは私にもはけそうなサイズです。
でも、小さいほうと同じく途中まで。
どうしてここでやめたのだろう?同じようなところで?
覚えていません~。
幸い、編みかけのものはこれだけでした。
毛糸を種類別に分けたらこんな感じでした。
一番たくさんあったのがこれです。
千趣会「アンデルランド」の「メリノ50」のベージュ。
30個ほどありました。
よっぽどの大作を編むつもりだったのか!
もしかしたら、夫のセーターを編もうとしていたのかもしれません。
結婚する前の年から、毎年夫の誕生日とバレンタインデーを兼ねて
手編みのセーターをあげていました。
デザインを考え毛糸を選び、せっせと編みました。
夫も喜んで着ていてくれたのですが(今でも現役で着てくれてます)
ある年「セーターはもうたくさんあるからいらない」と断られたのでした。
がっかりしたような、ほっとしたような…。
この毛糸は、最後に断られた年のものかしら。
これは、それまでに編んだ夫のセーターの残り糸です。
似たようなニュアンスで、微妙に色が違います。
一番多いもので4玉、少なくても1玉余っていました。
何か作れるかな。
きれいなシルクモヘアもありました。
とっても肌触りがいいです。
しまっておいたらもったいないかも。
このあたりは、いかにも私らしい少女趣味のパステルカラーのモヘアです。
かわいいけど…かわい過ぎるかしら。
いつか姪たちが編み物するのに使うかな。
あぁっ、懐かしい!
この金茶の細いモヘアは、中学生の頃、
ぬいぐるみの人形を作ったときに髪の毛にしたものです。
右奥でぐるぐると玉に巻き取ってあるのは
太い針でざくざくとジャケットを編んだ残りのはず。
これも懐かしい~。
手前の左、くすんだチェリーピンクの糸は、大学生のときに、
たっぷり模様編みを入れたアランセーターを編んだときのものです。
一生懸命編んだのですが、気合を入れて模様編みを入れすぎて
とっても重かったのでした(温かかったけど)。
真ん中の淡い卵色ではカーディガンを編みました。
その頃、松田聖子の「黄色いカーディガン」と言う歌があって、
それを聴きながら、ついつい編んでしまったのでした。
あぁ、恥ずかしい…。
そして右端のピンク!これが一番古いです。
小学生のとき、初めてマフラーを編んだ残り糸です。
模様も何もないただの長編みのマフラーでしたが、
長ーいマフラーが流行っている頃で、ひたすら長く長くと編んだのでした。
よくこの糸が残っていたな。
小学生、中学生のころからの毛糸を結婚するときも、
引越しするときも持ってきていたのですね。
久しぶりに見てびっくりしたり、思い出にふけったり。
毛糸を見ると、編んだものを思い出します。
じゃなくって、このたくさんの毛糸、どうしましょう!?
やっぱり何か編むべき?